長野市青木島にある、障がい者A型就労支援施設「なから」です。
日に日に寒さも和らいできて、春が来るのが待ち遠しいこの頃ですが、今日もなからのスタッフさんたちは元気に働いています。
今は農産物の出荷・販売は一段落し、各自、自分の得意なことを活かして一人ひとり違った仕事に取り組んでいます。
私の場合は、もともと文章を書くことが好きでオリジナルの小説を書いていることもあり、主にライティングのお仕事をしています。
クラウドソーシングサイトを使って、ツイッターのつぶやきから怖い話や体験談などの長文まで様々な案件を受けています。
ライティングの仕事をしているとよく思うのは、今まで自分が経験したことや考えたことには、何一つとして無駄なことがなかったなということ。たとえ悲しいことだったり、あまり思い出したくないことがあっても、ネット上には「体験談求む」という案件がある。そんなときに、思い切って自分の経験や思ったことを書くことができれば、誰かの助けになる。
自分の書いたことが誰かにとってためになったり、時には喜んでもらえるきっかけになるのなら幸せだなと思います。
「なんで、小説を書き始めたの? 文章を書くことが好きなの?」と時々スタッフさんや友達に聞かれることがあるのですが、その理由は自分でもよくわかっていません。
しいて言うなら、「頭の片隅にぽっと生まれたアイディアや考えていたことを忘れたくなくて、それをどうにかして残しておきたかったから書いている」のかもしれない。
もともと、小さい頃から忘れっぽいところがあります。
これは私の障害特性でもあるのですが、ワーキングメモリーの働きがあまり良くなく、一度に複数のことを覚えようとすると何個か大事なことを忘れてしまうのです。両手で水をすくったときに、どうしても指の隙間から水が漏れてしまうことがあるでしょう?あんな感じです。その「水」を一粒でも多く残しておきたいから、大事だなと思ったことはメモに残します。
仕事のメモは用事が済んだら捨てますが、日常の中でふと思いついた言葉や小説のネタは、捨てずに取っておきます。書いた後は何を書いたのか忘れてしまいますが、その分改めて読んだときに「こんな事考えてたんだ」「これいいな」と新鮮に感じられるので、忘れっぽいことは実は幸せなことかもなと思っています。
個性豊かなスタッフと、一緒に働いてみませんか?
見学のご予約をお待ちしております。
電話はこちらです⇒026−254−7523
Commentaires